同性愛は自然に反していない論および同性愛は生まれつきのものである論によせて
ともみ on Twitter: "【自然界の同性愛】キリンのオスは発情期になると… http://t.co/ISinOAl3xy"
このイラスト見たことある人も多いんじゃないでしょうか。
同性愛に反対する人たちの「同性愛は自然に反するものであるから認められない」という主張に対して、
「自然界には同性愛行動を示す動物がたくさんいる(から自然に反するものではない)」と反論するイラスト。
良くできてますよね。
これを見て「自然に反することじゃないんだ!じゃあオッケー!」となる人達もいるでしょう。カジュアルに反同性愛でいた人たちを、カジュアルに同性愛に寛容にする。上記の主張に対しては良い反論だと思います。
だけど、私はあえて言いたい。
たとえ自然に反していたとして、それがなに?と。*1
もう一つ良く聞くものとして、
同性愛に反対する人たちの「同性愛者は異常な性癖を自分で選択しているのだから、権利を保護する必要はない」という主張があり、
これに対する反論として「同性愛は生まれつきのものであり、自分で選択した性的指向ではない(だから同性愛者の人権も守られるべき)」というものがある。
そうなんだけど、その通りなんだけど...
これについてもあえて言いたい!
たとえ同性愛者でいることを本人が選んだとして、だからなに?*2
「自然に反する」にしても、「本人が異常性癖を選んでいる」にしても、もしたとえそれが本当であったとしても、
誰を愛し、誰と暮らし、誰と生涯をともにするか、
どんなふうに生き、どう自己実現していくか、
それが尊重されるべきってことに変わりはないと思います。
同性愛者は、同じ一人の人間として、異性愛者と同じ「人権」を持っている。
それにつきると思うのです。
短絡的で偏見に満ちた反同性愛的主張をあしらうには、
これらの反論はわかりやすくて手っ取り早いのかもしれない。
でもそれだけに頼って、根本的なことをスルーしちゃダメじゃないかな と、思う今日この頃なのでした。
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